邪気を祓い、美肌効果のある“桃”
こんにちは!
中野区新井薬師前の哲学堂鍼灸院です。
今日はひな祭りですね
ひな祭りの元になったのは、
古代中国の五節供( ごせっく )の中の一つである、
「 上巳( じょうし )」 の節供( せっく )です。
そもそも、
五節供とは、
中国の唐の時代に、
暦( こよみ )の中で、
奇数が重なる日に注目しました。
( 1/1、3/3、5/5,7/7、9/9の五つ)
但し、1/1は別格なので、1/7日に変更されました。
なぜなら、古代の中国では、
世の中のものは、“陰と陽”に区別されて、
数字に関しては、
偶数が “陰” 、奇数が “陽” とされて
いました
さらに、
陰と陰が重なれば、“陽” に変化して、
陽と陽が重なれば、“陰” に変化する
と考えられていました。
そういった理由で、
暦( こよみ )の中の、奇数が重なる日、
つまり、
陽と陽が重なる日は、“陰” に変化して、
邪気(=良くない運気 )が支配してしまうので、
それを防ぐために、
それぞれの季節に芽吹く旬の植物から、
生命力をもらい、邪気を祓う行事(=節供 )
が行われました
そして、中国では、
3/3日は、川に入って身を清め、
不浄を祓う行事が行われていたのが、
平安時代に日本に伝わって来た後に、
紙で小さな人形を作って、それに“けがれ”を移し
川や海に流して、不浄を祓うようになりました。
これが“流し雛( ひな )”のはじまりで、
さらに、時が経つと、
流し雛に使われる人形がだんだんと精巧なもの
になり、
流さずに、飾っておくようになり、
ひな祭りとして発展していったそうです
そして、三月上旬に花を咲かす桃の木は、
中国では、
「身体の中の悪いものを取り除く力がある」
とされていたのが、
桃が魔除けの力があるとして日本に伝わり、
ひな祭りに桃が使われるようになったそうです
ちなみに、
「 桃には無駄なところがない! 」
と言われるほど、桃の果実以外の部分にも
女性にうれしい効能があります
まず、桃の果実には、
ビタミンB・C・E や ポリフェノールなど、
お肌に潤いを与え、キレイにして、
お肌の細胞を若返らせる効果や、
食物繊維のペクチンが便秘を改善してくれます
そして、桃の葉は、
日本でも、古くから桃の葉を湯船に入れた
「 桃湯 」 が親しまれており、
桃の葉に含まれる、
タンニンやマグネシウム・カリウムなどが、
湿疹 や あせも などに良く効くとされています
さらに、
桃の種を割ると中に小さな核が数個あるのですが、
これは “桃仁( とうにん )” と呼ばれるもので、
漢方薬として使われ、
生理不順や生理痛などを整え、血流を改善する
働きがあります
他にも、
桃の花は “白桃花” と呼ばれる生薬で、
利尿作用があるので、
むくみの解消に効果的です
但し、
“桃仁” も “白桃花” も、
どちらも、薬効が強いので、
自分勝手に食べないで、専門家に相談してくださいね
哲学堂鍼灸院 (定休日 木曜)
03-5942-9081
美容鍼の体験談は こちら
http://ameblo.jp/mizuki-yogalog/entry-11915810776.html
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
コメントする